秋山槙太郎さんの投稿小説

男曼荼羅/男の世界

 (375) 署長(小石川)への回想-1 

2024/04/24



真夜中の布団の中で、、重雄は熊五郎の体を抱きしめたままで、署長との

思い出を熊五郎に話し始めた。それはもう二十数年も前のこと、、重雄が

初めて『男』を知った時のことだ、、。

 

「あの頃は、よく二人で温泉に行ったよ。署長という職責の立場上、もし

もの時はすぐに駆けつけることが可能な範囲でしか移動ができなかった。

だから県外などの温泉場へは行けなかった。だから二人で行く温泉は近場

の温泉ばかりだったよ。時には一泊二日の泊まりがけの温泉旅行は楽しか

った。

その日は、宿屋で二人でおまんこばかりしていた。署長は精力が強かった

からな、、一晩中、二人はセックスに夢中だった、、。

 

あれは、、、署長が夏季休暇の時だった。わしも署長に合わせて同じ日に

夏季休暇をとって、二人はひなびた温泉宿で泊まったんだ。

その温泉宿で、わしは初めて”男”をタチで抱いたよ、、。男というのは

もちろん署長だった。

 

それまでずっとワシはウケをやっていたが、その宿で、署長がワシに、”

タチをやってみるか”と言ってきたんだよ。

わし、半信半疑でどう答えていいのか分からなかった。わしが署長をタチ

でおまんこするなんて、、考えただけでも申し訳ないよな、、いくら男同

士のセックスとは言え、、一番偉い人、、署長をおまんこで犯すなんて、

、。

 

でも、わし、ちょっとだけ、やってみたい気分になってきたんだ。わしが

”おまんこ”したのは嫁しかない、、。でも、嫁は病弱だったし、ほとん

ど入院生活をしていたから、わしらはほとんどセックスレスだった。

 

でもよ、嫁の膣も男の尻の穴も、同じような穴だよな、、同じ穴へ入れる

んだから、、。だからわし、署長の尻へ入れてみたい気分になってきたん

だ。

署長もたまにはウケをやりたかったんだろうな。わしが初めてタチをやっ

たのは、二人で泊まりがけで行った温泉宿だった、、、」

 

   *   *   *

 

   《ここからは再び重雄の回想となります。
    二十数年前の二人、、重雄と署長の小石川の二人はひなびた温泉宿へ、
    泊まりがけてきているのだ。》

 

「どうだ、重雄、今夜は俺の中へ入れてみないか?」素っ裸の署長は、わ

しを抱きしめたままで言った。

「ええっ、、わしが署長の尻へですか?」わしは署長の言葉が信じられな

い気持ちだった。

 

「ああ、そうだよ。重雄、お前、タチをやってみるか?お前、今まで男と

やった経験はないよな、、だったら、ウケとかタチと言ってもピントはこ

ないだろ。

今まで、俺はお前に対してタチだった、どうだ、重雄、お前、今夜はタチ

をやってみるか?俺におまんこしてみるか?」小石川は重雄になげかけて

きた、、その小石川の言葉に戸惑う重雄、、

 

「はい、いいのですか?わしが本当に、署長にやってもいいのですか?わ

し、、そのタチをいうものをやったことがないのですが、、本当にいいの

ですか?」

「ああ、かまわん、お前も奥さんが長く入院しているからやりたくてもや

れないだろ、お前だっておまんこをやりたいだろ、だから、たまには俺の

中へ入れてみろ。今まで、俺ばかりいい目をしてきたから、今夜はお前が

俺の中へ入れてみろ、今夜はタチをやってみろ」

重雄はハイと答えたものの、、どうやっていいのか分からない、、

 

すると署長はゴロリと布団の上に寝転がると、両足を抱えてきた。

色白のふっくらとした体、、、色白の肌だけに淫毛や胸毛、体毛の黒さが

なんとも言えないほどの色気が出ている、、それは男だったらふるいつき

たくなるようないい体だった。

それになんといっても署長の尻の穴、、毛に覆われた尻の穴、、それは魅

惑的な男の穴、、淫靡なものだった。

 

「やってみろ、俺の体を犯してみろ。遠慮はいらんぞ。お前もたまには男

の中へチンボを入れたいだろ」ウケの体勢になった小石川は重雄を促した。

「は、はい、、わしが署長の尻に入れてもいいんですね」

重雄は興奮してきたのだ。初めてタチで男を犯す、それも、、自分の上司

の署長をタチで犯す、、重雄の頭の中がカーッと真っ白になる思いだった。

 

署長の小石川をタチで犯す、自分の陰茎を、男の尻の穴へ挿入する、、そ

れは俗な言い方だが『おまんこ』を意味する。重雄にとっては、今夜の

「タチ」はまるで「筆下ろし」のようなものだった。

 

「重雄、お前が嫁とおまんこするように俺にやってみろ。お前も長らくチ

ンボを穴へ入れてないだろうから、俺がその代わりをやってやる。だから、

俺を犯してみろ、遠慮はするな」

署長は余裕のある顔だった。今まで自分ばかりがタチで気持ちよくなって

いただけに、重雄にもいい思いをさせてやりたいのだ。

 

重雄は横になっている小石川を上から覆いかぶさるように抱きしめてきた。

重雄にとって”タチ”、、、『男』への挿入は初めてのことだ、、しかも

相手は上司である署長を犯す、、重雄は興奮してきたのだ。

 

正常位で小石川と雄交尾の体勢になってきた。ギンギンに勃っている魔羅

を小石川の尻の穴に当てた、、小石川はウケの体勢で、、重雄の魔羅を受

け入れてきた、、亀頭を入れ込むと、小石川はううっと呻いた、、。

 

「ゆっくり入れるんだ、、お前のチンボは太いから、ゆっくり入れてくれ

、、」

重雄は柔らかい尻の穴の中へグイグイっと挿入してきた、、

「うう、、、重雄、、お前のチンボは太い、、ゆっくり入れてくれ、ゆっ

くりと、、」

重雄はいきり勃っている男根をゆっくりと尻の穴へ挿入していく、、そし

て亀頭を奥まで突っ込んだのだ。そこは思いのほか熱いものだった。

「うう、、重雄、、しばらくそのままで居てくれ、、う、う、うう、、お

前のチンボは太いよ、、そのまま、、そのままでじっとしていてくれ、、」

 

しばらくすると署長の顔の表情から痛みがとれてきた、、、生まれて初め

てのタチ、、それは雄交尾、、挿入した重雄の陰茎、、小石川の尻の中の

やわらかい襞が重雄の陰茎にまつわりついてきた。

 

それは、生まれて初めて体験するタチの感覚、、病みつきになりそうな気

持ち良さだった。

重雄は小石川の表情を見ながらゆっくりと腰を振ってきた、、、しだいに

挿入の痛みがうすらいできた小石川の顔の表情が少しずつ変わってきたの

だ。

 

ゆっくりと挿入、、男根の出し入れを繰り返していると小石川は反応して

きた、、感じてきたのだ。

ウケの気持ち良さが湧き起こってきたのだ。それは、署長が今まで何度も

ウケをやってきたことの証拠だった。

重雄が初めての男ではないのだ。やがて小石川の顔が泣きそうなほどにヨ

ガってきたのだ。

 

「ああ、重雄、、気持ちがいい、気持ちがいいぞ、、、ああ、、たまらん

、、、」その喘ぎながら体を悶えさす小石川の姿は、男の色気そのものだ

った。

 

やがて重雄が高まってくる、射精へと昂まってくる、、、小石川の中へ中

出ししてくなってきたのだ。

「署長、、わし、もう逝きそうです、、、ああ、、、署長の中へ中出しし

てもいいですか、、」

重雄の声はせっぱつまったような声だった。

射精がすぐそこまできている、、このまま小石川の尻の奥へ射精していい

ものかどうか、、重雄はあせってきたのだ。

 

「ああ、かまわんぞ、思いっきり俺の中へ出してみろ」

「はい、ありがとうございます、、」

重雄は腰を強く振ってきた、、振れば振るほど小石川は悶えてきたのだ。

感じているのだ、、『男』を、、、。

それはすでに多くの男を相手にしてきた小石川の姿だった。泣きそうな顔

をして鼻を鳴らすように悶える小石川、、両手は、、シーツを強く掴んで

いる、、耐えているのだ、、。

 

小石川は重雄からの挿入でジワジワと湧いてくるような快感に必死で耐え

ているのだ。そんな男、、小石川の尻の中へ中出しするのは男冥利につき

るようなものだった。

 

「ああ、いくっ、、ああ、、、いく、いく、いくーーーっ、、、、、」重

雄の雄叫び、、、濃厚な精液が小石川の尻の奥へ打ち込まれたのだ。

 

それは小石川への種付けだった。小石川も自分の魔羅をしごいていた、、

重雄の腰の振りの合わせてセンズリをしていた、、二人は同時に射精して

きたのだ。

小石川の、、ウケをやりながらの自分の魔羅のセンズリ、、それは慣れた

手つきだった。

 

射精後、、、、放心状態にある重雄、、何年ぶりかの穴の中へ男根を挿入

してでの射精、、その相手は、、女ではなく男だった。

署長への中出し、、それは嫁のセックスでの中出しとは大違いだった。男

への射精、、それは体全身がゾクゾクするほどの気持ちのいい射精だった。

 

センズリをして射精するのがアホらしく思うほどの快感だった、、。

署長とのセックスでの中出しは、全身が痺れるほど、、体がゾクゾクする

ほどに気持ちがいいものだったの。

男の味を知れば、、もう二度と女とのセックスはやりたくない、、「男」

とだけセックスをしたい、、そんな気持ちにさせるようなものだった。

 

重雄は、射精後しばらく呆然としたような恍惚の表情をしていたのだ。素

っ裸のままの小石川と重雄の二人は汗まみれだった。そんな重雄を、小石

川は引き寄せると強く抱きしめてきた。そして口づけ、、熱い口づけを繰

り返してきたのだ。

「ああ、重雄、、よかったぞ、、今夜のお前とのおまんこは最高だったよ

、、ああ、重雄、俺に強く抱きついてこい」

「署長、、わし、こんな気持ちのいいおまんこは初めてです、、ああ、署

長、署長、、、」

「重雄、、お前はいい男だ、、俺はお前を絶対に離さないぞ、、いいか、

これからもずっと俺に尽くしてくれ」

「署長、、わし、うれしいです、、ありがとうございます、これからも署

長に尽くさせていただきます、署長、署長、、、」

重雄は、太い体の小石川に抱きついたままで、離れようとはしなかった。

 

二人だけの夜は更けていく、、、署長官舎での二人、、これで終わりでは

なかった。熱く抱き合ったままでのキス、、二人のイチャイチャ、、楽し

い時間には終わり無かった、、、。二人だけの夜、、

 

やがて素っ裸のままの二人は、セックスの疲れて大きなイビキを立ててき

たのだ。二人の股間の太く長い魔羅が淫毛の中で横たわっていた、、。そ

れは見事なまでの男らしい姿だった。

 

                            (続く)






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