2024/04/20 |
【筆者からのお願い:この回では、切腹をめぐっての『死』の問題が出てきますが、 小石川の切腹、、重雄の目の前での切腹、、それは稽古とはいえ、凄まじ 武士、、大人の男の切腹の中にエロさが秘められていたのか、重雄が締め 「署長、、、」重雄は呆然としたような顔をしていた。 それを見た小石川は、 「どうだ、俺の切腹の稽古を見て、、」 小石川の顔は、先ほどの厳しさの混じった顔とは打って変わって穏やかな それは、、重雄が小石川に惚れ込むようなものだった。 実にいい男、頼れる男、、、すべてを小石川に預けてしまいたい、、そん 「はい、、わし、、こんなに切腹というものが厳粛というか、潔いという 「そうか、、お前はこんな切腹の稽古を見たのは初めてだろ」 「はい、初めてです、、武士というものは、、こんなにまでして、死の覚 「重雄、、怖いか、切腹が、、」急に小石川の顔がキリッとなってきた。 「はい、、でも、わし、、今、頭の中がいっぱいで、、、何というか、、、 厳しさがあるものの、、上司に報うための一番綺麗な死に方だと、わし、 重雄は言葉を探していたが、頭の中がまだ混乱していたのだ。 「ああ、そうだよ、その通りなんだ。男のケジメなんだ。男として生きて 「えっ、人のために、、ですか?」 重雄はどう答えていいのか分からなかった。人のために死ねる、、簡単に 死というものは決して軽いものではない、、命の尊さを知っているだけに、 「ああ、その、人のためだ。心から尽くしている方のために死ねる、これ そんな人のために死ねる、、切腹できることほど幸せなことはないんだ。 小石川の生き方に対する信念は、男気のある堅いものだと重雄は感じた。 「署長、、、いつかわしに切腹を教えてください、、お願いします、、」 「そうだな、、いつかおまえに切腹の仕方を教えてやろうか、ふふふ、、 「はい、署長、ぜひ、わしに教えてください、、」 重雄は教わりたいのだ、、小石川から切腹のやり方を、、それは、、次第 「わかった、いつかお前に、教えてやるよ」 * * * それからの重雄と小石川の柔道の稽古は続いた。 毎週金曜日、稽古をする時間は遅かった。それは他の署員には気づかれな 約1時間程度の稽古が終わると、二人は連れ添っていつもの若駒で飲んだ 今日は金曜日。いつものように仕事をしていると、重雄の席の電話が鳴っ 内線101、それは署長からの電話だった。 「おう、俺だ、今日は打ち合わせ会があって俺は遅くなる。稽古は9時ご 「はい、大丈夫です、では9時に道場で着替えて待っています」 「うん、わかった」 すると重雄はときめいてくるのだ。心が熱くなってくる、、憧れの男、署 重雄は、、署長と男同士の肉体関係を結んでからは、、稽古のたびに小石 しかし今の二人のセックスの在り方は、、オーラルセックスだった。口や オーラルセックスは、言ってみれば子供のような幼稚なセックスだ。 ただ単に射精するためだけに口や手で愛撫するようなセックス、、男を十 好きな男、重雄への思いが強くなればなるほど、いつかは重雄と、、体を 惚れた男とのセックスは、オーラルセックスではあまりにも物足りないの 自分の魔羅をギンギンに勃てて、惚れた男の尻の中へ突っ込んでの結合、、 やはり精力の強い小石川は、いつかは重雄と、、強い絆を結びたい、、二 一方の今夜の重雄、、9時過ぎの道場、、そこで重雄は柔道着に着替えた 小石川を待つ間の重雄の気持ちは、今夜はなぜが熱いまで込み上げてくる (わし、、署長に会いたい、、早く会いたい、、待ちきれないよ、、わし 重雄の熱い思い、、その思いが、、署長に伝わらないのだろうか、、。重 (署長は、、わしのことをどう思ったいるのだろうか、、ただの部下とい |