醍醐爺さんの投稿小説

ライブ・ルーム

(151) 

2024/04/21



 支配人の矢野がスタッフの夜のシフトに替わったあと、雑務を片付けてい

た時、ホテルオーナーの田所から電話が掛かってきた。

「支配人、矢野でございます。

ご用件を・・・」

「やー君、儂だ。田所だ。

今、いつもの部屋に来ている。

仕事が片付いたら部屋にきてくれ。」

「分かりました。

人の目に触れてはいけない書類を片付けてすぐに参ります」

 

矢島が部屋に訪れた時、田所は部屋のガウンだけを羽織ってベッドの端に

座っており、下には何も着ていなかったので、老人の小さく凋んでしまっ

たペニスと白髪交じりの陰毛がガウンの間から丸見えだった。

田所は腹が出っ張ってきている中年の矢島の全裸の姿がこの上もなく素晴

らしいと思い込んでいるので、全裸の矢島を鑑賞するのが大好きだった。

それで、矢島が部屋に来た時、先ず、全裸になって全身が映る鏡の前に立

つことを要求していた。

「いつものように私の裸をご覧になりますか。」

矢野は全裸になって鏡の前に立った。

田所は矢島の全裸の姿を眺めて

「あー、綺麗だ、美しい、体が輝いている。

生きている彫刻だ」

と嘆息の声を上げていた。

「やー君の裸ぐらい綺麗なものはない。

嫌なことも全て忘れさせてくれる。

やー君は儂の生きる力だ。

こんなに美しいやー君を独り占めできる儂は幸せだ。

やー君に抱かれて夜を過ごすのは、この世の極楽だ。

こんなに見事な生きている彫刻を誰も知らんだろう。」

矢島の裸はライブルームの例会開始の挨拶で全裸で舞台中央に立って挨拶

をしているから、ライブルームの会員が毎回、矢島の全裸の姿を見ている

のだが、田所はそのことを承知しているのに、鏡の前に立つ矢島を独占し

ていることが誇らしく、矢島の裸にのぼせあがっていた。

 

いつも矢島の裸を鑑賞した後は、興奮して矢島に抱きつき、体じゅうを撫

でまわした。

前にしゃがんで矢島の立派なペニスを口に含んでしゃぶり続けた。

勃起したペニスに頬をすりよせた。

「見事だ、儂の宝だ。

今から体の奥まで太いペニスに貫かれる。

ああ、心臓が破裂しそうだ、幸せだ」

ペニスを握って大きく張った亀頭のカリを擦り続けた。

 

                           (つづく)






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