泉夢二さんの体験談 №16

 老、爺様を軟派

 3.「H爺様」の巻(2)

2024/04/23



公園に逢える事を信じて1週間が過ぎた頃行きました。

公園内、ふじ棚の処にH爺様の自転車が置いて無いか探したら止まってま

す。

ふじ棚の下で待つ事にしました。しばらく待つと

「横の方~やぁ~」と言って挨拶をしてくれました。

「暫くです、嬉しそうですね」

「先日教えて戴いた処を毎日マッサージをしたら調子良くて嬉しいのです」

「よかったですね」

「家に戻るところだが家に来ないか」

「H爺様の自宅は此処から少し離れているでしょう」

「私は歩きだもの。私の家に来てコーヒーでも如何ですか。行きましょう」

「奥さんが居られるから」

「大丈夫、嫁は部屋で趣味に没頭中です」

「はい、連れて行って下さい」

「コーヒーだけ呼ばれる事にするよ」



自転車を押しながら着きました。

「此処です。近くでしょう」

「立派なマンションだね。我が家は一軒家で古いからね」

「自転車を止めて来ましょう。地下に在ります」



エレベーターで上に。

「此処が我が家です」

「お入り下さい。入って」

「嫁の部屋です。先日お逢いしたH爺様ですよ」



挨拶もそこそこに・・・。

「H爺様、此処の椅子に座って下さい。私は直ぐにコーヒーをセットしま

す。少しお待ち下さい



H爺様椅子に座わって、「立派な椅子だね」

「では、コーヒーが出来る迄、膝でも擦りましょう」



今日は此れ迄です

また投稿させて戴きます

 

                             夢






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